【ネタバレあり】映画「きみの声をとどけたい」は優しい日常を描く泣けるアニメ|感想・レビュー
かつてのぼくらの夏は、ほとんど永遠だった。 そのころ、世界は不思議で満ちていた。ぼくらは、少しずつその世界を齧って咀嚼し、理解を深めていったように思う。
「ねぇ、かつての少年。いま、きみは世界をどれだけ知って、どれだけ偉くなったんだい?」
ペンギン・ハイウェイをみた。これは、大変に良い映画だ。この映画は、お子さんにも観て頂きたい映画だし、「子供の頃」があった人にも観てもらいたい。 つまるところ、すべての全人類にみて頂きたい映画である。 平成最後の夏、子供の頃を思い出しながらみるのにうってつけだ。きっと、来年の今頃も、この映画を観たくなること請け合いである。
本エントリでは、途中までは非ネタバレレビューを、途中から視聴を前提とした感想と考察を述べる。けれど、少しでもこの映画に興味を持ってこのエントリを覗いてくれている人に言おう。
「全ての情報をシャットアウトして、映画館に行って欲しい」。
何も知らないところから、手探りで研究を進める少年アオヤマ君。そんな彼の気持ちに少しでも近づけるよう、なるべく事前の情報を入れずに観て欲しい、そんな映画であるからだ。 鮮やかでファンタジックなこの作品は、今年の夏、大きなスクリーンで観るべき映画として強く推したい。
続きを読むアニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」はひどい作品か?感想と考察
これ、原作観てないとわかんねーんじゃねーの?
それが第一印象。原作の実写映画が好きな人は、「なにこれ」って怒る人いそうだし、アニメだけで入った人は「わからん!」ってキレるだろう、そう感じた。視聴後、「つまらない」と酷評されているのを見かけて、やっぱり、とぼくは頭を抱えた。
この作品は、エンタメなんぞではない。文学然とした作品だ。ワクワクする盛り上がりはない。「君の名は。」とはかけ離れた作品だ。それは、原作の映画(元々はドラマ)からしてそうである。
実写映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は、子供時代をまた拗らせそうになる傑作だ - 立て直せ、人生。
ただ、文学的作品としてみても、この作品は残念なのである。映像は綺麗、キャラクターは魅力的、音楽は美しい……なのに、どうしてもこの作品は他人には勧められない。
ぼくはこの作品を嫌いになりきれない。むしろ、BDを買おうと思ってるくらいだ。だからこそ、どうしてこうなったのか……「もし、こう作れていたら」という「if」を考えてしまう。
以下は、原作作品を踏まえた上で、なにがダメだったのか?ぼくの考えをあらわしてみる。
映画を観るつもりの人、攻撃的な批判が苦手な人は読まないこと。
続きを読む超小型PC「GPD Pocket」の実践投入までのカスタマイズと、使用感レビュー
「出先でパソコンを使いたい」。スマートフォンの普及により、その必要度は減ってきたが、やはりどうしても必要なシーンがある。
例えば、緊急対応。ぼくはインフラエンジニアという生き物である。電子首輪(通称:会社携帯)がひとたび鳴れば、即座に回線確保、システムオペレーションを開始する。
ほかには、長文の執筆。スマートフォンのフリックでは厳しく、キーボードが欲しくなる。ブログ執筆や小説執筆、プログラミングをするには打ちやすいキーボードが必須だ。
このような態勢を整えるためには、小さく、軽量、常に持ち運ぶのが苦でないパソコン が必要だ。ニッチだけれど、確実にある需要。それを満たすのが、この GPDPocket だ。
本ページでは、本機器に対して行なったカスタマイズや、その上での使用感を紹介する。
(下からMBP15インチ、MBA11インチ、ASUS T90CHI、そして一番上がGPD Pocket)
- 所感。
- ここが Good!
- とにかく持ち運びが苦じゃない
- 試行錯誤が楽しい
- ここが Bad……
- 給電しながらの使用が非推奨
- USB Type-C Hub経由での給電が不可(かも)
- カスタマイズや購入物
- トラックポイントのキャップ変更
- micro HDMI変換ケーブル
- ケース
- capslockのctrlキー化
- IMEのオンオフを左右altキー
- クリーンインストール(お勧めはしない)
- おもちゃ好きな人、買っちゃえ!