立て直せ、人生。

人生行き当たりばったりなアラサーが、無事にアラフィフになれるように頑張らないブログ

じぶんのこと

コインランドリーは人生の交差点

毛布を抱えて外に出た。冬、かさばる毛布たちを洗うには、自宅の洗濯機では力不足だからである。以前、無理矢理に洗ったところ、破けて決まった苦い記憶がある。 コインランドリーが好きだ。そこは、人生の交差点だから。両替機のないコインランドリーにぶつ…

折りたたみ平成

ふと気がつくと、平成最後の一年は残り半分と少しとなり、最後に伏線を回収するかのごとく、様々な出来事が起き続ける。 水害に地震に台風に……著名人もたくさん亡くなり、まるで平成が最期を急いでいるようにぼくは感じてしまう。 「元号なんて、変わっても…

あの頃、サンドイッチは「ハレ」の食べ物だった

朝、駅に電車が滑り込む。電車の中は驚くほど密度が高く、駅のホームに並ぶ人たちを詰め込む余地などないように思われるが、不思議と人々を詰め込み、ドアは閉じ、再び走り出す。 車内は身動きなど取れぬほどの圧迫感であるが、不気味なほど静かで、モーター…

父は死に、三十路を超えてぼくは生き、そして母はWRXを買った

20代最後の年、父は死に、実家のローンが無くなり、そして祖母のボケは進行し、母はWRXを買ってぼくは三十路となった。 30歳になって変わったこととはあまりない、と感じるが、書き出してみると意外と移ろっている。久々会う友人に、「老けたな」と心の底か…

あの頃、ぼくらの夏休みは永遠だった。

夏が終わる、という言葉が、昔ほどその重みを喪ったのはいつ頃だろうか。 かつてのぼくらの夏は、ほとんど永遠だった。梅雨が明け気温が上がり、お天道さまが威力を誇らしげに示すようになる頃、ぼくたちは蒸されるような体育館に集まる。怪我をしないように…

天国の友人よ、久々に切れちまったぜ。屋上へ行こうぜ

人が本当に死ぬのは、その人のことが話題にすら上がらなくなることなのだとぼくは思う。彼が死んだという知らせを聞いたのは、ぼくが大学4年生の頃だったと思う。 ある日珍しく母から電話が入って、こうぼくに告げた。 「ゼンくん、亡くなったってほんと?」…

ハゲ治療、AGA治療でプロペシア服用6ヶ月目の現実。

「あれ?髪の毛増えた?」 その言葉は、まるで、あたたかな春の風のようにぼくの前髪をそっと撫でていった。ぼくの頭皮は、長く続いた冬を抜け、芽吹きの春を迎えたのである。 ぼくはどうやら、AGA、男性型脱毛症だという。AGAはその特徴として、遺伝するも…

学生時代のつらさと社会人時代のつらさは、何が違うか

学生生活というものは、まるで終わりの見えないお祭のようなものだ。絶え間なく訪れるイベントは、どれも慣れぬ出来事ばかりで、まるで海辺に打ち寄せる波のように、二度とはおなじものはこない。 どうして社会人になって日々が辛く、だけれども飛ぶように過…

親が要介護になる確率の高さに驚いた - 親の長生きリスク

親が長生きすることはリスクであると考える。介護問題だ。特に、一人っ子の増えている現代は、皆の人生は余りに脆弱では無いかと思い至り、暗澹たる気分になる。 介護の問題は余りにぼくらの身近に忍び寄り、読めないリスクとしてぼくらにそっと静かに寄り添…

iPhone7でSuicaが使えなくなった地獄

「このカードはすでにwalletにあります」。 無慈悲なメッセージが表示され、ぼくは愕然とする。 2017年4月某日、ぼくのiPhone7はSuicaが使えなくなった。予兆はあった。改札を通るときにSuicaが反応せず、通勤ラッシュのただ中、改札を止めてしまって女子高…

レストランのドレスコード「スマートカジュアル」に悩んだ話 〜 ウルフギャングに行ったとき

「お店、ドレスコードがあるから。気をつけてね」 そんな連絡がきたのは、お店に行く前日で、ぼくは会社で土日明けのための資料を作ってた。

アフィよりもポエムの方が儲かる悲しさ

何でアフィ目的のブロガーは雑記ブログとアッピールするのだろう?アフィブログでいいじゃないか。胸を張れよ。— フミコ・フミオ (@Delete_All) 2017年4月18日 午後12時オフィス街、仕事を抜け出し外に出た。職場ヒッキーのぼくは、あまりの眩しさに目が溶け…

ハゲ薬を飲み始めた。AGA治療とプロペシアと通う病院の選び方(治療2ヶ月目)

本エントリは、薄毛に立ち向かうハゲ予備軍のお話である 代々受け継がれる言葉、だなんて大層なものはないのだけれど、母からよく言われた言葉がある。 「ハゲる前に結婚せよ」 なるほど、父方の家系は頭頂部から心もとなくなり、母方の家系は前から攻めてく…

友人とする貧乏な遊びが楽しかった

貧乏な友人ともう一緒に遊べない こちらを読んで、ぼくの周りの男の場合を考えてみた。 ぼくは浪費家で社内にも名前が轟いており、先月などは「飲み会費」が5万の大台を越え、そっと目を閉じ家計簿アプリを終了した。 社会人になり、友と一緒に遊ぶ、そのハ…

地元の友人からの年賀状を受け取るのがつらい

いつも年賀状は、明るい残酷な知らせと共にやってくる。 正月、帰省し実家のポストを開ける。差し込まれた年賀状の束のなかから、三枚だけ、自分宛の年賀状を抜き取る。そのなかに、あの子からの年賀状が含まれている。 何年か前から年賀状のやり取りはほと…

2017年の投資計画と、2016年のインデックス投資の振り返り

どーもちょうず(@cho_zu_san)です。 このブログ「立て直せ、人生。」は、溢れんばかりのダンディズムを備えた おっさんになるべく、活動した軌跡を綴るブログである。 さて、ダンディズム溢れるおっさんには幾つかの要素がある。 その中でも、大きな要素の一…

脇の毛の処理で悲惨な目にあった話〜男だって除毛くらいしたい〜

突然脇毛を取り払いたい誘惑に負けそうになる人がいるかもしれない。 しかし、ぼくはそれを全力で止めたいと思う。 なぜか。ぼくには、その誘惑に乗り、失敗した経験があるからだ。

ブログ運営1年を迎えた、ささやかな場所

ブログは祈りだ。ぼくは祈る。ぼくのブログを読む人たちに皆そろって幸せになってほしい。 好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫)posted with ヨメレバ舞城 王太郎 講談社 2008-06-13 AmazonKindle ぼくが祈りはじめた日、2015年12月13日から、ちょうど1…

トランプの勝利を予想できなかった馬鹿たちの話

トランプ政権が生まれた歴史的な日。 長引いた打ち合わせが終わり、席に戻って市況を見て自分の目を疑った。そこには綺麗なナイアガラの滝が出来ていた。隣の席の人も、青い顔してiPadを眺めていた。 ぼくはニュースをつまみ食いする中で、ヒラリーが勝つだ…

救急車がうるさすぎて勘弁してほしい

救急車がうるさい。 と書くと、いかにもクレーマーと思われてしまいそうだが、うるさいものはうるさく、しんどいのである。 越してきて4年ほど経とうとしているアパートは、築9年ほどで単身者が多く住む。幹線道路、と言っても郊外であるのでさほど交通量は…

冴えないMacBookProを買えない理由

2015年10月27日、新しいApple製品が発表された。MacBookPropは、実に4年ぶりのフルモデルチェンジであり、より薄型軽量になった。 かつてないほど早くてパワフルなのに、驚くほどの薄さと軽さ。もちろんRetinaなのでデスクトップは広いし、タッチパッドも大…

iPhone7を無くして取り戻したお話

iPhone7を無くした。1ヶ月と半分使った端末を、泥酔して落としたのだ。 朝起きるとぼくはシャツとパンツの姿でベッドで横になっていた。いつでもカノジョを迎え入れることができるよう、広めの部屋と大きめのベッドを買ったが、今のところ品行方正なぼくは「…

15年後に仕事が残るかなんてどうだっていい

かつて蒸気機関がぼくらの仕事を奪ったように、コンピュータ(計算機)がぼくらの仕事を奪う。仕事が奪われるまえに、機械を打ちこわさなければならない。 本当だろうか?バールのようなものを抱えて立ちつくし、ぼんやりとそんなことを考える。

IT業界に入ってしまった

「管理職としての意識を持たないと」 っていう言葉は、新卒入社二年目のぼくの中を何も残さずに通り抜けていった。 管理職、とはなんだろうか。給与明細にはそんな手当ついていないんだけど、と小さく呟いた。 気づいたら、IT業界にいた。SIerにはなりたくな…

ぼくの喋りはオタっぽいし、話題を持っていてもコミュ障になる

「え、っていうか趣味多いじゃん、彼女ぐらいすぐできるっしょ」 だとかなんだとか、そういう「気遣い」ってのが出来ないやつとはぼくは話したくないし、そんなことを言った瞬間、ぼくは手元のハイボールを相手にぶっかけそうになった。 危ない。中ジョッキ…

学歴なくたって生きてりゃ勝ちだ。病んだぼくの大学院時代の思い出。

学歴がない人が学歴社会を否定してるとモヤモヤしてしまう。小中学生の時何してたの? - イケメン息子とぐうたら猫の成長見守りブログ こちらのエントリを読んで。 学歴生きていれば勝ちだ。ついでに社会に出て独り立ちして飯を食っていられれば優勝だ。 ぼ…

このブログと、ぼくについて

本ブログは、雑記ブログである。遊んだことの報告やレビューがメイン。ジャンルは、「 アニメ・マンガ」、「お出かけ情報」、「読み物」などがある。 自己紹介概要 社会にフリーライダーのちょうず(@cho_zu_san )、28歳♂(独身)。古いものが好きで、だけれ…

ひとりぶらぶら 東京散歩のススメ。秋葉〜丸の内を歩き、新型NSXを眺める。

天気がいいから外へ出た。 土日、時々ふらり東京を散策することがある。東京散策、というと浅草だとか谷中だとか、そういったところを想像される。そういったところも散策しがいがある。けれど、ぼくはオフィス街や、なんてことのない東京の風景が好きなのだ…

鳥貴族で、ひとり貴族。

仕事上がり、ふと焼き鳥が食べたくなることがある。 小学校の頃から、サラリーマンというのは仕事上がりにどこかで飲んで帰ってくるものだと、漫画に教わった。 折詰めを片手にふらふらと帰ってくる、焼き鳥を頬張って頭にネクタイを巻く。 それから十数年、…

ぼくとブログと運用報告と世界への宣戦布告(9ヶ月目、100記事)

まえがき ブログを書き始めて9ヶ月目、100記事は越えたけれど目的の女子高生との密なコミュニケーションとやらは発生していない。 僕がブログを始めたのは、id:Delete_All というおっさんのブログを知ったからで、氏は女子大生と出会うためにブログをやって…