立て直せ、人生。

人生行き当たりばったりなアラサーが、無事にアラフィフになれるように頑張らないブログ

じぶんのこと

ポケモンGOとぼくと夏休み

ポケモンの赤緑がはやっていたころ、ぼくたちは小学生だった。 今からちょうど20年前、1996年2月にポケモンが発売された。流行に鈍感だったぼくは、スイミングスクールの更衣室で、ごんぶとな初代ゲームボーイを抱えた子供たちが、同じようなゲームをやって…

4年目のエンジニア、火薬庫で炎上してどん詰まる

貧すれば鈍する。 困窮すればその日のことばかりに考えを取られて、愚かになる。 そんなことわざだけれども、それは業務についてもおおよそ似たようなことがいえるのではないかな、と感ずる。 本エントリは、4年目のシステムエンジニア?であるぼくの仕事の…

ぼくらは結婚式のマナーや常識を知らなくたって

を、読んで。 就職したての頃、友人から結婚式の連絡があった。電話にて、ぜひ君に来て欲しいから、とのことであり、スケジュール調整して連絡が遅れていたら、母に怒られた。 「返事が遅すぎない?こんなに遅いの相手に失礼だよ」 曰く、結婚式の返事はすぐ…

インデックス投資とEU離脱とぼくの損益

EU離脱に伴い、投資を嗜んでいる人たちから悲鳴が上がった。 友人の中には、信用枠を駆使して「日経平均ブル2倍」に手を出して3割以上資産を減らしていたヤツもいた。 レバレッジ怖い。 そういうぼくは、毎月積み立て型のインデックス投資を実践し、今回の暴…

「接客業には人生の大切なものが詰まっているんだよ」コンビニバイトの思い出

留年したとき、コンビニアルバイトを軽い気持ちで始め、存外に面白く長々と続けてしまったという過去がある。 ぼくの働いたコンビニというのは地方都市にあった。薬局と合体していて、大通りに面する。店の前には大きめの病院、近くには大学があった。 ぼく…

「自分らしい」文章で、職場に垢バレした話

「自分らしい文章」というものが書けないという悩みがあるという記事を見かけた。 yamayoshi.hatenablog.com ぼくは、自分らしさにあまり囚われすぎる必要はないのではないか、と思う。知らぬうちに出てしまっているし、なかなか引っ込めることは難しい類の…

三十路のおっさんだって、寂しがったって良いじゃないか

寂しさっていうのは、人を殺すもんだと思う。 この言葉は、あるとき病んでしまった友人が言った言葉である。それ以来、友人達の間で時折使われる言葉だ。 幸せってなんだろう、寂しさってなんだろう。たまの飲み会が開かれるたびに飛び交う。そんな言葉を口…

飲み屋横町、そして雑な居酒屋の魅力

ガヤガヤとうるさく、店の中と内は、ただビニールにのみによって隔てられている。あるいは、場合によってはそんな仕切りさえなく、椅子と机がただ並べられて、そこに座りジョッキを片手に持つ。 浅草ホッピー通り あるいは、昭和一桁生まれくらいの年季の入…

エクセル至上主義社会の中心で複数エクセルの集計処理を叫ぶ(VBAマクロ書いてみた)

エクセルが嫌いだ。けれど世の中にはどうしたって抗えない圧力みたいなもので満ちている。 世界はエクセルで満たされている。申請書はエクセル、見積書はエクセル、図版もエクセル……。誰でもどこでも扱える、最強互換性のポータビリティ溢れるファイルだと信…

腕時計をはめなくなってから10年が経った

を読んで。 ぼくと時計 2006年、ぼくが田舎から東京をスイングバイして関東の田舎の大学に行くことになったとき、母はぼくに時計を渡して「元気でね」と言った。そのとき、母に贈られた腕時計を盗まれてから、ぼくは腕時計をしなくなった。 子供の頃から、ぼ…

雨の日の異世界

雨の日が好きだ。それはいつもの代わり映えのしない退屈な世界が、まるで異世界のように塗り替えられるからだ。 雨が降ると、つい傘を持ち出して外を歩いてしまう。コンビニの安いビニール傘を取り出し、空に向かって突き出す。それまで雨たちが我が物顔で占…

やる気と欲の消失について

日々生きることについての悩みなのである。 かねてより、表題の件については頭を悩まされている。誰しも大なり小なりあることだろうとは察するが、ぼくの場合は少しだけ極端かもしれない。

奥野ビルの手動式エレベーターとぼくのエレベーター恐怖症

ぼくとエレベーター 子供のころから、エレベーターに乗るのが怖い。 怖い、と言っても一切合切身体が受けうけなくて乗れないだとか、じんましんが出るだとか、そういったことはない。閉所恐怖症でもない。だから、日常生活には何も支障はない。 ただ、時折ふ…

東京唯一の村「檜原村」に行ってきた

ぼくは東京が好きだ。だから、休みの日にも東京に行く。 東京を出て2時間。ここは、東京である。 本州にある東京都のなかで、唯一の村である。その名も、 「檜原村」 (ひのはらむら)。

半額刺身を買うサラリーマンにはなりたくなかった

子供のころ、忌み嫌っていた存在が二つある。ゴキブリと、半額刺身を買うサラリーマンだ。 なぜそこまで嫌うのか?という疑問が今になって浮かぶのであるが、嫌悪感を覚えて仕方なかった。あるいは、ぼくと母が、塾帰り夜食代わりに買おうとしていた刺身を、…

交通事故に遭った人を助けるのは、そんなにおかしいことなのだろうか?

数年前、まだぼくが学生だった頃、地元を運転していた時の話だ。当時は非力で旧式の軽自動車に乗っていて、坂の多い実家の近くでは運転に苦労させられたことを覚えている。 ぱしゅんぱしゅんと、前オーナーの改造によってエンジンは勇ましく鳴くのだけれど、…

千羽鶴を折るのが嫌だった

小学生の頃、りんちゃんが入院した。もともと身体が弱く、休みがちな女の子だったけれど、色白で線が細く、背中の中ほどまでおりる髪は、艶やかな黒だった。瞳はおおきく可愛らしい。そんなお人形さんみたいな女の子が、ある日を境に、ぱったりと学校にこな…

ぼくは三菱自動車が好きだった

子供の頃から三菱自動車のデザインが好きだった。いかついデザイン、パワフルなイメージ、頑強なボディ。 見たことなかったけれど、母が「パリダカで三菱は強かったからね」と言っていたのを未だ覚えている。

初夏の陽気はぼくを惑わす

昼休みにビルを出ると、太陽がぼくを照らした。春を抜けて初夏すら感じるその太陽光線に、ぼくは溶かされてしまうのではないか?と危機感を覚えた。 子供のころ、冬が嫌いだった。なぜならば、寒くて外で遊べないからだ。雪はあまり降らないくせに、寒くなる…

ぼくも互助会に入りたかった

実家に帰ると祖母の声。「ひ孫の顔はいつみえる?」ぼくは応える。「良いところのお嬢さん紹介してよ、婿養子っつーかぼくは主夫になるから」祖母は耳が遠くなったふりをした。

かつてインターネットはキチガイの巣窟だった 〜2001 Internet Memories〜

2001年、ITバブルのまっただ中、ぼくはインターネットの世界にこぎ出した。奇しくも中学二年生、人生に一度だけ罹患を許される、中二病という多感な時期と同じだった。

男だって痴漢されるのは怖い

「男にはわかんないよ、この怖さ」そんな寂しい言葉をもらってから10年ほどが経つ。「男にはワカンナイ」がわかる日の訪れ。

屋台の引力に惹かれて

ある寒い日の仕事上がり、久しぶりに早く上がって飲みに行った。その帰りみち、赤い光がぼくを呼び寄せた。それは屋台だった。 ビルが林立する都会のなか、小さく埋もれるようにぽつねんとひとつ。けれど、その赤い光は、周りの光に負けないくらい、優しく輝…

喪はれる執着心とぼくのiPhone

iPhoneの画面を割った。買い換えて2ヶ月経った頃だ。ぼくはiPhoneを拾い上げ、砕けた画面からこぼれるガラス片を払いのけた。悲しみよりも、交換が面倒だな、という気持ちが先に立った。iPhoneというものについて、全く執着心が無くなってしまっていることに…

アニメ作品に対する感動のすり減りについて

ぼくはオタクだ。高校時代に深夜アニメという存在を知り、毎夜親の目を盗んではアニメをみた。ハチミツとクローバー、プラネテス、十二国記。ゴールデンタイムのアニメしか知らなかったぼくには、深夜にアニメがやっているその事実が刺激的で、かつその内容…

地元の田舎で窒息するよりも、東京で消耗する方がマシだ。

関東に出て東京に就職したぼくだけれど、時折実家にもどると旧友たちに会う。20代後半ともなれば結婚している人もいるし、だれそれが引っ越したなどという話も聞く。 地元は物価が安いし、街へ出るのにも不便しない。話を聞くと、実家から通い、お金を貯め、…

小説のラフスケッチをしてみる

創作欲を満たしたいけど、どうしても満たせないことがある。例えば全体構想が思いついていないけど、ふとシーンが思い浮かぶとき。ふと、何かに使えそうなフレーズだけが浮かぶとき。頭の片隅に置いておく、というのはよいけれど、それでは思い出せず使えな…

イケダハヤトは東京か?

イケダハヤトは東京だ。 彼は、東京からどこかの片田舎に引っ越したけれど、実際のところ東京に依存した生活をしており、それは日本における地方の現状に似通っている。 ブロガーと呼ばれるインターネットにゴミを撒き散らすタイプの人間*1の一部は、こう嘯…

僕らはカジュアルに誰かを殺したくなる

「しにたい」という言葉の軽さと同じくらい、「殺す」という言葉は軽々しく、「いつか殺す」リストには、実行したら死体でタワーができそうなくらい列挙されている。 ぼくらはいつでも人を殺したい。列に割り込まれたとき、冷えた飲み物とホットスナックを同…

春の晴れた日なんてきらいだ。

春の晴れた日は嫌いだ。ぼくは殺意を込めて空を睨む。抜けるような青い空、その空気中にはいかほどの花粉があるか。洗車直後の愛車のボンネットを指でなでると、黄色い粉が指につく。これは、悪魔の粉だ。