立て直せ、人生。

人生行き当たりばったりなアラサーが、無事にアラフィフになれるように頑張らないブログ

考えること

折りたたみ平成

ふと気がつくと、平成最後の一年は残り半分と少しとなり、最後に伏線を回収するかのごとく、様々な出来事が起き続ける。 水害に地震に台風に……著名人もたくさん亡くなり、まるで平成が最期を急いでいるようにぼくは感じてしまう。 「元号なんて、変わっても…

あの頃、ぼくらの夏休みは永遠だった。

夏が終わる、という言葉が、昔ほどその重みを喪ったのはいつ頃だろうか。 かつてのぼくらの夏は、ほとんど永遠だった。梅雨が明け気温が上がり、お天道さまが威力を誇らしげに示すようになる頃、ぼくたちは蒸されるような体育館に集まる。怪我をしないように…

天国の友人よ、久々に切れちまったぜ。屋上へ行こうぜ

人が本当に死ぬのは、その人のことが話題にすら上がらなくなることなのだとぼくは思う。彼が死んだという知らせを聞いたのは、ぼくが大学4年生の頃だったと思う。 ある日珍しく母から電話が入って、こうぼくに告げた。 「ゼンくん、亡くなったってほんと?」…

学生時代のつらさと社会人時代のつらさは、何が違うか

学生生活というものは、まるで終わりの見えないお祭のようなものだ。絶え間なく訪れるイベントは、どれも慣れぬ出来事ばかりで、まるで海辺に打ち寄せる波のように、二度とはおなじものはこない。 どうして社会人になって日々が辛く、だけれども飛ぶように過…

親が要介護になる確率の高さに驚いた - 親の長生きリスク

親が長生きすることはリスクであると考える。介護問題だ。特に、一人っ子の増えている現代は、皆の人生は余りに脆弱では無いかと思い至り、暗澹たる気分になる。 介護の問題は余りにぼくらの身近に忍び寄り、読めないリスクとしてぼくらにそっと静かに寄り添…

友人とする貧乏な遊びが楽しかった

貧乏な友人ともう一緒に遊べない こちらを読んで、ぼくの周りの男の場合を考えてみた。 ぼくは浪費家で社内にも名前が轟いており、先月などは「飲み会費」が5万の大台を越え、そっと目を閉じ家計簿アプリを終了した。 社会人になり、友と一緒に遊ぶ、そのハ…

地元の友人からの年賀状を受け取るのがつらい

いつも年賀状は、明るい残酷な知らせと共にやってくる。 正月、帰省し実家のポストを開ける。差し込まれた年賀状の束のなかから、三枚だけ、自分宛の年賀状を抜き取る。そのなかに、あの子からの年賀状が含まれている。 何年か前から年賀状のやり取りはほと…

センター試験の日にデモをする人たちの気が知れない

ここしばらくで大変腹が立っていることがある。それは、1/14(土)にある、安倍政権へのデモだ。この日はセンター試験の日でもある。 安倍氏が嫌いと叫ぶのはは勝手にすればよろしい。しかし、1/14(土)のセンター試験の日にかぶせて都内でデモするというのは、…

ブラック企業からは逃げたくても逃げられない

よく過労死やブラック企業問題で「逃げろ」「やめろ」っていう言葉が出てくるけど、じゃあってんで簡単に辞められるのかっていうと、そうそう簡単に辞められる訳がないとぼくは思うのだ。 撤退戦に身を投じることができるんであれば、最初っからやっている。…

ブログ運営1年を迎えた、ささやかな場所

ブログは祈りだ。ぼくは祈る。ぼくのブログを読む人たちに皆そろって幸せになってほしい。 好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫)posted with ヨメレバ舞城 王太郎 講談社 2008-06-13 AmazonKindle ぼくが祈りはじめた日、2015年12月13日から、ちょうど1…

15年後に仕事が残るかなんてどうだっていい

かつて蒸気機関がぼくらの仕事を奪ったように、コンピュータ(計算機)がぼくらの仕事を奪う。仕事が奪われるまえに、機械を打ちこわさなければならない。 本当だろうか?バールのようなものを抱えて立ちつくし、ぼんやりとそんなことを考える。

コンピュータで「知能」は作れる!人工知能入門

「AIとVR組み合わせれば、非モテも救われるんじゃね?」 「人工知能にも意識があるだろ、選ぶ権利があるんでは」 そんな会話をしていてふと思う。人工知能って流行っているけど、これって発達すると、人間みたいに考えたり、悲しんだり、恋したりできるんだ…

IT業界に入ってしまった

「管理職としての意識を持たないと」 っていう言葉は、新卒入社二年目のぼくの中を何も残さずに通り抜けていった。 管理職、とはなんだろうか。給与明細にはそんな手当ついていないんだけど、と小さく呟いた。 気づいたら、IT業界にいた。SIerにはなりたくな…

ぼくの喋りはオタっぽいし、話題を持っていてもコミュ障になる

「え、っていうか趣味多いじゃん、彼女ぐらいすぐできるっしょ」 だとかなんだとか、そういう「気遣い」ってのが出来ないやつとはぼくは話したくないし、そんなことを言った瞬間、ぼくは手元のハイボールを相手にぶっかけそうになった。 危ない。中ジョッキ…

学歴なくたって生きてりゃ勝ちだ。病んだぼくの大学院時代の思い出。

学歴がない人が学歴社会を否定してるとモヤモヤしてしまう。小中学生の時何してたの? - イケメン息子とぐうたら猫の成長見守りブログ こちらのエントリを読んで。 学歴生きていれば勝ちだ。ついでに社会に出て独り立ちして飯を食っていられれば優勝だ。 ぼ…

ひとりぶらぶら 東京散歩のススメ。秋葉〜丸の内を歩き、新型NSXを眺める。

天気がいいから外へ出た。 土日、時々ふらり東京を散策することがある。東京散策、というと浅草だとか谷中だとか、そういったところを想像される。そういったところも散策しがいがある。けれど、ぼくはオフィス街や、なんてことのない東京の風景が好きなのだ…

半分の人はレールから降りているし、野原ひろしは給料の平均を見ると上位5%の勝ち組だ

野原ひろしは、5%のレールだ。年収の話である。 野原ひろしは、35歳という設定だ。商事で働き、専業主婦のみさえと子供二人を養うサラリーマン。 これは、一時期の、あるいは現在に至る「テンプレート的レール人生」の代表だったように感じる。 大学出て、卒…

ふるさとワーキングホリデーからみる農奴不足問題

ふるさとワーキングホリデー が少々話題になっている昨今。 FNNでは、次のように説明されています。 「ふるさとワーキングホリデー」は、都市部の大学生などの若者が、長期休暇を利用して地方に滞在し、 農家の収穫の手伝いや、加工品の製造などの作業を行っ…

若いからこそ投資をしよう

ぼくは2015年の9月ごろからインデックス投資に手を出している。 理由は、勤め先が企業年金も退職金もないためである。その分手取りは多めだと言い張っているIT系弊社。確かに、ぼくが就活した頃は不景気の波が押し寄せており、その頃は相対的に悪くない手取…

4年目のエンジニア、火薬庫で炎上してどん詰まる

貧すれば鈍する。 困窮すればその日のことばかりに考えを取られて、愚かになる。 そんなことわざだけれども、それは業務についてもおおよそ似たようなことがいえるのではないかな、と感ずる。 本エントリは、4年目のシステムエンジニア?であるぼくの仕事の…

ぼくらは結婚式のマナーや常識を知らなくたって

を、読んで。 就職したての頃、友人から結婚式の連絡があった。電話にて、ぜひ君に来て欲しいから、とのことであり、スケジュール調整して連絡が遅れていたら、母に怒られた。 「返事が遅すぎない?こんなに遅いの相手に失礼だよ」 曰く、結婚式の返事はすぐ…

「接客業には人生の大切なものが詰まっているんだよ」コンビニバイトの思い出

留年したとき、コンビニアルバイトを軽い気持ちで始め、存外に面白く長々と続けてしまったという過去がある。 ぼくの働いたコンビニというのは地方都市にあった。薬局と合体していて、大通りに面する。店の前には大きめの病院、近くには大学があった。 ぼく…

WWDC2016 で発表された新ファイルシステム「APFS」所感と解説

WWDCで発表された技術の中で、個人的に気になったものがApple File Systemこと「APFS」。これまでのHFS+を置き換えるファイルシステム。MacからiPhone、Apple Watchまで、様々な製品に適用されるべく開発されたとのことだ。 developer.apple.com 個人的に気…

勝手にWindows10になったと騒いでる会社は辞めよう

ネットで、強制アップグレードが云々と話題になっているけれど、もし勤めている会社で「勝手にWindows10になった!」などと騒いでいたら、その会社を辞めることを本気で考えたほうが良いと思う。 なぜならば、まともにシステムが管理されていない会社だろう…

奥野ビルの手動式エレベーターとぼくのエレベーター恐怖症

ぼくとエレベーター 子供のころから、エレベーターに乗るのが怖い。 怖い、と言っても一切合切身体が受けうけなくて乗れないだとか、じんましんが出るだとか、そういったことはない。閉所恐怖症でもない。だから、日常生活には何も支障はない。 ただ、時折ふ…

交通事故に遭った人を助けるのは、そんなにおかしいことなのだろうか?

数年前、まだぼくが学生だった頃、地元を運転していた時の話だ。当時は非力で旧式の軽自動車に乗っていて、坂の多い実家の近くでは運転に苦労させられたことを覚えている。 ぱしゅんぱしゅんと、前オーナーの改造によってエンジンは勇ましく鳴くのだけれど、…

「アフィリエイトとブログで稼ぐ」はかない夢と現実は。

人に対して、単価と工数という考え方がある。プログラムを作ったり、システム構築したりする業種独特の言葉だ。 ぼくはこの言葉が嫌いだ。けれど、おおよそ目安にはなる。 さて、近頃話題のブログ飯だのアフィリエイトだのという話がある。ぼくも、むかし「…

ブログを書く奴はメンヘラしかいない

ある日の、物書きの友人のことば。 「物書く奴にまともな奴がいると思うか?メンヘラしかいない」 冗句のように発せられたそのことばは、しかし本質をあらわしているようで、今日に至るまで僕の記憶にとどまる。