何が本当に好きなことなのか分からなくなった
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自分の趣味はこれだ!って言えるものを持っている人って、案外少ないんじゃないかって思うことがある。
ましてや、人生を捧げた「これは好きなんだ」っていう軸を持つ人は、そうそう居ない気がする。
anond.hatelabo.jp
僕の好きなこと
例えば僕は、お酒を飲むことも好きだし、本を読むことが好きだ。 時々、思いついたように小説を書いて、うまく書けたと思ったら賞に投稿することもある。
車に乗ることも好きだ。東京都区内に住めばいいのに、わざわざ外れに住んでいるのもそのためだ。
少しお高めのコンデジを買ったので、それとMBAを助手席に放り投げ、適当な温泉地に行って写真を撮って帰ってきたりする。
もともとオタク気質なので、1クールごとに1作品ぶんくらいはアニメも観るし、好きなアニメーターの名前は何人かは挙げられる。
たぶん、周りからは多趣味な人と思われているだろうし、実際そうなのかもしれない。
けれど、僕も悩むことがある。
情熱が無いのだ。何もかもを忘れて打ち込める趣味が。
眩しい人たちと僕
僕のまわりは、趣味に人生を捧げちまった人が多い。
たとえば、月数万円本を買って本に囲まれている人、映画を年間数百本観つつSF小説を読みあさる人、自宅に業務用ネットワーク機器をん十台と導入してニヤついている人、10万円で買ったスターレットのエンジンを100万かけて魔改造している人……。
どの人たちも、心底楽しそうにしていて、まるで、それをするために産まれてきたかのようだ。僕はそんな彼らに憧れる。
そして、同時に焦る。僕は本当に何が好きで生きているのだろうか。何が楽しいのだろうか、と。
そして、前向きな妥協
いま僕は、自分が情熱を捧げ続けられる趣味がないことを受け入れようと考えている。 どれも中途半端で、つまみ食いしまくるのが僕の楽しみ方なんだ、と納得しようとしている。飛び抜けて好きなモノが無くたっていい。どれも好きなのだ。男の人って、いくつも愛を持っているのだ。
自分にマッチした、情熱を捧げられるもの、楽しいものというのは、頑張って探せるものではない。たまたま出逢うものだと思う*1。
だから、いま、自分が興味を持って広く薄く少しずつ楽しんでいるものを、気が向いたら少し掘り進んでみたり、そこから横に拡げてみたりしてみようと考えている。どの分野だって、ある程度学んでみれば楽しいのだ。それは、あらゆる分野に研究者が居ることが示してくれている。
もし、その中で自分にぴったりの水が湧き出してきたら……その水が作った沼に、どっぷりとはまってみたいと思う。
*1:変にロマンチストだから、女性との良い出逢いがないのだ、という向きもある