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立て直せ、人生。

人生行き当たりばったりなアラサーが、無事にアラフィフになれるように頑張らないブログ

僕らはカジュアルに誰かを殺したくなる

世の中のこと じぶんのこと

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「しにたい」という言葉の軽さと同じくらい、「殺す」という言葉は軽々しく、「いつか殺す」リストには、実行したら死体でタワーができそうなくらい列挙されている。

ぼくらはいつでも人を殺したい。列に割り込まれたとき、冷えた飲み物とホットスナックを同じ袋に放り込まれたとき、満員電車のドアの前で仁王立ちして動こうとしないおっさんおばさんに遭遇したとき。

だから、同時に、僕たちはたくさん殺される機会を得ていることになる。出された定食の順番が前後したとき、混んだコンビニのレジでおでんを頼んだとき、残高不足で改札を止めたとき。

もしかしたら、僕たちは何度かめのサツガイを受けたあとの存在なのかもしれない。きっとわたしで三人目だから。なにが。あなたに殺意を抱かせたのは。違う。ぼくは食べたパンの数よりも多くの殺意を抱いてきたんだ。

殺伐としたとき、ふと考えてみることがある。悪いのは相手ではなく、自分の狭量さではないかと。狭量なんだ、世界が。狭めているのはぼくたちだ。相手に求めていることは、やがて自分にも巡り巡って立ちはだかり、世界を息苦しく塗り替えてゆく。

だからぼくは君を許そう。買ったドリンクが賞味期限2週間切れてたんだけど、って言った時に「はぁ」と面倒くさそうな顔をして、交換すら受け付けてくれなかった君を。