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立て直せ、人生。

人生行き当たりばったりなアラサーが、無事にアラフィフになれるように頑張らないブログ

ぼくも互助会に入りたかった

じぶんのこと

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実家に帰ると祖母の声。「ひ孫の顔はいつみえる?」ぼくは応える。「良いところのお嬢さん紹介してよ、婿養子っつーかぼくは主夫になるから」祖母は耳が遠くなったふりをした。

LINEが鳴った。友人だった。学生時代に非モテ同士でつるんでいたあいつ。久しぶりの連絡で嬉しくなって画面を開く。結婚式の連絡だ。ぼくはおめでとうと精一杯デコレーションしたメッセージを贈り、iPhoneを投げ捨てた。

大学同期の友人と飲んだ。大学時代話よく一緒にぼくの部屋で、彼の部屋で鍋を囲んだやつだ。彼は言った「親父に言われたよ、男友達とずっとつるんでたら彼女なんてみつかるわけない、って。だってラクで楽しいからって」。彼は大学を卒業して関東を離れ、仕事先ですぐに彼女を作った。寂しさが彼女を、結婚相手を見つけるのだろうか?

彼女ってどうつくるんだい?と結婚した後輩に尋ねたことがある。「合コンとか行けばいいんですよ」と応えられた。合コン。ぼくは鸚鵡返しにつぶやいた。

合コンや結婚式は、独身の人を呼び、出会いの場としても機能していると聞いた。友人ネットワークは、互助会のようなものだと。互助会。だから、友達が多いぼくにも結婚相手がみつかるさと慰められた。

ぼくは友達が多くいると思っているが、あまり女の子を紹介されたことはない。もしかして本当は友達と思われてないのかと悩んだ。そして順に顔を思い出す。彼女がいる方が稀だった。

会社の役員に相談したことがある。代表ってつく人だった。「エンジニアだからハードばっか触って、柔らかいものを知らないのは不幸だよ。人ってのは柔らかくて暖かい」ぼくは返した。「ソフトウェアもやっているから、大丈夫です」

ある日、考えを改めた。ぼくは趣味が古臭く、オッサンウケがいい。だったらまず外堀を埋めよう!そして、ほかの会社の人たちとの飲み会の折に、酔った勢いで、娘さんがいると聞いた人に娘さんをくださいと絡んで回った。

翌日、部長に声を掛けられた。仕事休んで合コン行ってきなさい、近くで大きな街コンがやっているから、と。後ろで、直属の上司がピースしていた。ぼくが絡んで回っていた人のひとりから、根回しをしてやれと連絡が来たそうだった。

そしてぼくは後日知る、お父さん口説き作戦で口説いた相手のなかに、取引先の社長がいたことを。

もし互助会にはいっていたら、こんな失敗なんてしなかったのだろう。ぼくも互助会にはいりたい。