立て直せ、人生。

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蔵王のキツネと戯れよう。地上の天国「宮城蔵王キツネ村」

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地上に楽園はあるのかと問われると、ぼくはイエスと答えるだろう。

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宮城県にある、「宮城蔵王キツネ村」を観光してきた。10年ほどまえからずっと憧れていたところに、やっと行けたのだ。そこは確かに天国で、幸せそのものの世界がひろがっていた。

蔵王キツネ村入園

キツネ村の魅力、って言ったってそんな物キツネに決まっている。そう思っていたぼくは、キツネ村そのものにも魅力を感じてしまう。そう、それはB級スポット臭。

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入り口に立つ、謎のゴリラ。キツネと何が関係があるのだろか。恐らくなにもない。

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手作り感溢れる入り口、スピーカーから流れる、割れた音楽。キツネ村に入る前から期待が高まる。

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そして、園内にはいると、そこには可愛らしい毛玉たちが、そこら中にいたのであった。

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動き回るキツネ

ぼくはほとんど興奮していた。カメラを片手に園内を歩くと、走り回るキツネがそこいらにいる。こんなに数がいるのか!と驚くほど。

園内にはいるときには、「今はさわっちゃだめです」と言われてしまったのだが、かつては触っても良かったのだろうか。そう考えると、ぼくは悔しい。目の前に、愛くるしさそのものが走り回っているというのに。

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キツネは好奇心旺盛で、時折ぼくたちに寄ってくる。たまに、ズボンをひっかいたりイタズラをしてくるとのことだ。近寄ってきた場合は、キツネの方に歩み寄って逃げて貰えばよい、とのこと。

寝こけキツネ

園内を散策していると、キツネたちは2通りであった。寝てるか、走り回っているか。寝ているキツネたちは、警戒心という文字を知らないのか、全くのんびりとして寝こけている。

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揃いも揃って寝こけている。

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その日は、秋の日差しが心地よい天気。大きな欠伸をするキツネをみていると、こちらも眠気が誘われる。

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ただ、そんなぐでんっと蕩けてしまったキツネばかりではない。 凜とした空気をまとい、神聖な生き物たるキツネを体現しているものも居た。

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園内には神社があり、その周りでもキツネは居る。神社ときつね。ニンニクと醤油に並ぶほどの至高の組み合わせだ。ただ、きまぐれなキツネたちは、なかなかシャッターチャンスをくれない。

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見つめキツネ

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園の真ん中あたりに、ゲージがあった。子狐がいるのかしらん?と近づくと、中には人。ここでは人間が見世物なのか……と一瞬考えたが、ここは餌やり場なのだった。無論、ぼくも餌を買ってゲージに入った。f:id:cho-zu:20160514123322j:plain

ゲージから見下ろす風景は、この世の物とは思えない絶景なのであった。

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十数匹のキツネがあっちいったりこっち来たり……キツネたちの前で餌を出すと、そのキュートな瞳で見上げてくる。
そう、見上げてくる。

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餌を取り出す。キツネと対峙する。

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目を細めていたキツネが、臨戦態勢に入る。

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そして、投げた餌をジャンプして華麗にキャッチ。もぐもぐとする毛玉。ぼくの語彙は尽きた。壊れたラジオのように、天国ってこういうことを言うんだ、可愛さってこういうことを言うんだ、っていう言葉しか出てこないのだ。

園について

園内には、ほかにヤギや馬などもいる。どれもキュートな動物たちで、心満たされる。

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園を回りきるのは1時間半もあれば十分だ。 園を散策していると、ちょっとした発見があったりして面白い。 たとえば、アグレッシブな近隣施設へのDisなどは、本当かよ、と笑ってしまった。

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アクセス

宮城蔵王キツネ村は、山の中にある。 東京から片道4時間弱。頑張れば日帰りで行ける距離だ*1

東北道を走り、白岩ICを降りてから30分ほどだ。

なお、バスという手もあるようだが、ずいぶん本数が少ない。白石蔵王まで東京駅から二時間ほど、そこから20分ほどの道のりはレンタカーなりタクシーなりを用いた方が良いように思う。周りの様子は、下の写真から察して欲しい。

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周辺観光情報

この旅行のときは、まだ暑さが厳しい9月のころであった。しかし、東京とはちがい、やはり高原地帯で涼しく過ごしやすい。きっと、夜には肌寒いのだろう。

キツネ村の近くには蔵王の温泉などがある。車で30分ほど。小さな町で、美味しいお店もある。

このときは、ベルツという美味しいソーセージのお店を見つけ、入った。 おしゃれなロッジ風の建物で、高原野菜とソーセージ。

冬になると雪で一面真っ白になるのだろう。そんな様子を眺めながらソーセージを食べ、ワインを傾ける……と考えると、冬にも行きたくなる。冬だったら、キツネももっともふもふだろうし。

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tabelog.com

さいごに、使用カメラと高性能コンデジについて

この旅行のために、コンデジを買った。そのときには、SONYのRX100シリーズと悩んだけれど、光学ズームを重視して「PowerShot G7 X」を買った。 5万円ほどでこの性能が買える、というのは非常にお買い得だな、と思う。

このエントリの写真は、このカメラで撮ったものだ。コンパクトで取り回しがしやすく、気に入っている。 難点を挙げればバルブ撮影(夜景撮影とかでシャッター開きっぱなし)ができない点だけれど、星空撮影モードみたいなのが用意されている。

なお、最近「PowerShot G7 X Mark II」という後継機種が出て、バルブ撮影ができるようになったようだ。 ほかにも、画像処理エンジンが進化していたり、チルト液晶(可動式液晶)の可動範囲が、上向きだけでなく下向きにも動くようになったなど、進化を遂げている。

まだ本エントリを書いている時点では出たばかりで、7万円ほどという価格となっている。

コンパクトデジカメの高性能な物を買うと、鞄に入れっぱなしにできる気軽さと、写真のクオリティが両立できる。 あまり運動をしないぼくでも、天気の良い日に、カメラを片手に東京散策をして風景を切り取っていくのはとても楽しい。

コンデジの高性能機、お勧めです。

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*1:ぼくは一日8時間程度の運転が限度