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立て直せ、人生。

人生行き当たりばったりなアラサーが、無事にアラフィフになれるように頑張らないブログ

互助会と呼ばれた男の話

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「お前は互助会か!?」

「いえ、違います」

「ならば貴様アカウントを見せてみろ!……なんだこれは!同じサイトのブクマが沢山じゃないか!貴様は互助会メンバーだ!」

「ひいい!そのサイトのファンなだけです!」

「何言う!こんなクソみたいなコメント残してどう見ても互助会だろ!」

「私がつまらないブクマカなのは認めますが、互助会では!互助会ではありません!」

連れ去られる男、残る男。所属は、はてな村警察 互助会監視課。彼らはインターネットを楽しくするための頼もしい警察だ。

梅雨の合間の晴れ間、じっとりとまとわり付くような、鬱陶しい陽気のなか、今日も男は仕事に精を出す。響く怒声と悲鳴。絶え間なく働くその男によって、はてな村は浄化の一途を辿った。

相互ブクマカは減り、次第に相互スターも監視され、「はて☆すたが多いと、面白い記事かと勘違いするだろ!」と新たなネットリンチが生まれる。男は満足げに頷いた。これこそ望んだインターネットの世界だ、はてな「村」に相応しい。

しかし、ある日男はある事実に気付く。

「どうしてこんなに、ホッテントリがつまらないんだ」

浄化されたはずの村。しかしつまらないランキングのままだ。取り決めに従って粛清したブロガーブロガーそしてまたブロガー。積まれた屍は山となったが面白さは消えず、村民はクネクネしながら男に迫るのだ。

「貴様が互助会の統括者か!互助会粛清を叫びながらはてな村を互助会の天国としようとしている!」

男は振り返った。本当に消し去りたかった判で押したようなブログたちは残り、消え去ったのは特定のコアなファンを持つ、人気ブログばかりだった。

「粛清だ!」

響き渡るシュプレヒコールのなか、男は牢獄に投げ込まれ、互助会のレッテルが貼られた。そして村民たちはクネクネと踊りながら、互いに「互助会め!」と叫びながら攻撃をし始める。そんな様子を男は呆然と見つめている。

「やれるなら、とっくにやっているさ。単純に互助会を検出できると思うなんて、おこがましいとは思わんかね?」

牢の奥から、声がかけられる。振り返ると、そこには id:jk○nd○がいた。

ブログの収益報告と、amazonの商品レビューエントリ、まとめブログエントリがホッテントリを賑わす。そうして、はてな村は、果てた村に至る。村の崩壊は、目の前だった。