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立て直せ、人生。

人生行き当たりばったりなアラサーが、無事にアラフィフになれるように頑張らないブログ

4年目のエンジニア、火薬庫で炎上してどん詰まる

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貧すれば鈍する。

困窮すればその日のことばかりに考えを取られて、愚かになる。 そんなことわざだけれども、それは業務についてもおおよそ似たようなことがいえるのではないかな、と感ずる。

本エントリは、4年目のシステムエンジニア?であるぼくの仕事の愚痴だ。

熱く燃える業務

半内製システムのお守りをしているぼく。主な業務は、新規開発案件の設計、発注のための社内調整、発注済み案件の進行管理、現行システムの保守運用、それに伴う簡易ツールの開発とサーバやネットワークの設計などだ。

先月末くらいから職場、というよりもぼくの主案件が本格的に燃えている。消火活動に勤しみたくても、他の案件が燃え上がってから、ぼくに手渡され、あちこちで大火事だ。

試しにどのくらい時間が掛かりそうか、工数計算を過去の実績を元にして計算してみる。300時間/月。神様が唯一平等に与えた時間*1は、一人当たり1ヶ月160時間程度。なので、おおよそ2人分の働きがぼくに期待されてるわけだ。

何言ってんだおまえ。

そんな状況で完全にブチ切れモードで仕事してるんだけど、他に手渡せる人がいない。

ドキュメントのない地獄

弊社はドキュメントがなさ過ぎる。転職組や協力会社の人がびっくりするくらい存在しない。

そんな職場で過ごしたぼくは、ドキュメント書け書け言いまくるドキュメントおじさんと化し、些細な定型業務もドキュメント化している。場合によってはスクリプト化して、その仕様を書いてたりする。飲み会も、手順書化している。

ただ、それでもどうしても手離れが悪い仕事というのはある。巨大なシステム(設計書が存在しない)に対する大型改修だとか、数百ページの手順書を作成する仕事とか。

これらの仕事を、他の人に頼みたい。そう考えても、一時期現場の人間の過半数が1年ほどで立て続けに辞めてしまっている。そのため、こういった「自社システムの経験値」が溜まっていないと対応しづらい仕事は、一部の人しか対応できなくなってしまった。

人を増やしても解決はできない

新メンバは一時的にマイナスになる

新メンバが入れば職場が楽になる、中途だったら即戦力!みたいな幻想を信じてる人がいる。しかし、中途の人だってその会社の業務を知るまでには周りの手助けが必要だ。つまり、一時的にしろ「みんなの足を引っ張る」。表現の仕方が悪いかもしれないけれど。

採用を急いで人は少しずつ増えてる。しかし、結局引き継ぎするにも工数がかかるため引き継げない。「読んで覚えて」としようとしても、「読む」対象が、メーリングリストのログと仕様書とコード、サーバ本体な状況。

受け入れ態勢ができていない職場に新メンバー、すでに燃え上がる仕事、引き継ぎをする工数は無し。

最低限の武器でボス戦まで行ったけど、ボス戦がクリアできず、じゃあってんで戻ってレベルアップしようにもそのステージから後戻りできなくなる、みたいな。

リセットボタンを要求する。

過去の思い出

ぼくの新人研修は、仕様をホワイトボードに書かれて、リポジトリURL(プログラムコードの保存場所)を渡されて「あと設計書起こしてレビューね☆」だった。

「わからなかったら似たようなプログラムみてね、これ似てるから参考になるよ」

「そもそもこのプログラム、何のためのプログラムなのかわかんねぇ……(各担当者にヒアリング開始)」

サーバ書かれたシステム構成図と睨めっこし、他のプログラムを動かして仕様を推測し、プログラムの解析ツールたるデバッガを引っ掛け引っ掛けシステムの癖をつかむ。困ったらメーリングリストを漁って、コミュニケーションツールを漁る。気分は考古学者、インディジョーンズになりたくて就職したわけじゃないんだと先輩に愚痴った。

結局、ぼくがまともにそのシステムで開発できるようになるには4ヶ月くらいは要したし、テスト環境で検証してバグ報告したり、改修依頼を受けて動かせるようになったのはさらに2ヶ月後。半年くらいは周りに聞きまくったりでマイナス稼働だった自信はある。

ゆとりあるうちの対策

人が減ったから増やす、だと本当にどうしようもない時にキャパシティを超えて大事故を起こす。 システムも、普段の負荷が70%で良しとしたら、アクセスが集中した時にすぐダウンしてしまう。

必要なのは、それらをスケールさせるための仕組みづくり、そしてそれをする余裕。

それがなければ、どんどんと悪循環が加速してゆく。人を育てる余裕がない→経験者しかだめだ→経験者は取れない→激務だ→人が減る。

富めるものは富めるのと同じように、一度負のスパイラルに入ったら、そこから抜け出すのは難しい。断ち切らねば、この鎖。でもそれを考える元気も時間も気力もなく、ぼくはただ目の前のモノを片す機械となるだけなのだ。

*1:しかしそれもアインシュタインによると相対的なものなのだ