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立て直せ、人生。

人生行き当たりばったりなアラサーが、無事にアラフィフになれるように頑張らないブログ

iPhone7でSuicaが使えなくなった地獄

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「このカードはすでにwalletにあります」。

無慈悲なメッセージが表示され、ぼくは愕然とする。

2017年4月某日、ぼくのiPhone7はSuicaが使えなくなった。予兆はあった。改札を通るときにSuicaが反応せず、通勤ラッシュのただ中、改札を止めてしまって女子高生に舌打ちされることがままあったのだ。

ぼくはそんなものなのだろうと思っていた。女子高生に舌打ちされるのはご褒美だとも思っていた。

しかしある日、ぼくは異変に気付く。Suicaにチャージができなくなっていたのだ。

結論から書こう。iPhoneをリカバリーモードからOSの更新をかけた。直前に2回とったバックアップは、二つとも壊れており、ぼくのiPhoneは半年ほど設定が巻き戻った。

途中、iCloudの紐付けを取っ払ってしまったお陰で、生きていた定期券の情報も吹き飛ばす。 定期区間を現金払いし家に帰る羽目になったぼくと、バックアップも壊れたiPhoneの物語を、少しだけ紹介したいと思う。

チャージできないSuica

「そんなにSuica調子悪い?改札なんて滅多に止められないぞ?なんか壊れてるんじゃね?」

そう言った友人の言葉を、はいはいはい、と受け流していたぼくは阿呆だったのである。 ある日、ぼくのiPhoneはSuicaへのチャージができなくなった。

Apple Pay経由でチャージしようとしても、 「認証エラー」の文字列がただ出るだけ。何度試してみてもダメ。端末再起動したり、バックグラウンドで稼働するアプリをすべて停止してみたり。それでも一向に改善しない。

Appleに電話する。チャージができないのだと伝えると、再起動なりバックグラウンドアプリの終了なりを指示される。もうやった、と伝える。walletからのSuica情報削除と再追加を指示される。症状は改善せず。 あとはバックアップをとり、そこからのリストアくらいだろうと指示される。

ぼくは出社中なのであった。バックアップ用のMacはない。

家に帰らないとバックアップとリストアはできないことを伝える。 親身に聞いてくれるサポートの人であるが、それ以外に残る対応は、Apple Pay専門家の対応が必要だとのこととなった。 いまは少々埋まっているため、一度JRにSuicaの情報を問い合わせてみてくれ、解決しなかったらまた連絡をくれとのことだった。

繋がらないJRの窓口

早速、JRのiPhone7のSuica専用窓口を探し出し、電話をかけてみる。 しかし、コール音すら聞こえない。何度もトライして、やっとつながったと思っても、自動応答音声で「お待ちください」。15分待っても「お待ちください」。

通話料もかかる窓口である。バカにならない金額だ。ぼくは一旦電話を切り、skypeにチャージをしてskypeから電話をする。少々遅延はあるが、skypeの通話料のほうが安い。イヤフォンをはめて仕事をしながら繋がるのを待つ。

しかし、ぼくはここで致命的なミスをした。iCloudからログアウトをしてしまったのだ。 だって、さきのAppleのサポート中に「iCloudからログアウトしたり……」という声も聞こえたんだもん……。

そして訪れる最悪の事態。定期も使えなくなったのだ。iCloudの設定をし直し、消え去ったSuicaの情報を再追加をしようとする。エラー発生。

「このカードはすでにwalletにあります」。

ぼくは脱力してしゃがみ込んだ。

JRサポートでも解決しない

結論から言うとJRでも解決できず、ぼくはAppleにまた電話することになる。

JR側でリセットをしてみたがダメ、クレカ情報もおかしくない。あとやれることは、Suicaをいますぐ日割りで清算して払い戻しすることだ、定期は新しく買い直してくれれば良い、とのこと。

うわぁ、なんだか凄いことになっちゃったぞ。

メンドくささがマッハで突き抜けぼくは「や、一旦Appleに電話します」として電話を切る。

できない追加、使えないSuica

再度Appleに連絡、iCloudログアウトをしてからの症状を伝える。初々しい若者のオペレーターだったが、しばらくしてApple Pay専門のオペレーターへと繋ぎ直された。

ここまでやってきたことを手短に伝える、やはりあとはバックアップ、リストアだけだろうと言われる。

「そういえば……iCloudからログアウトされたんですよね。 そうすると、仕様上最大30時間はiPhoneにSuicaを追加できなくなります……」

あっ、そういえば、そんな情報見た。

iPhoneからSuicaが消滅した朝の横浜物語 - 非天マザー by B-CHAN

しかし、エラーメッセージが違うように見受けられる。あちらはしばらく待ってから追加しろというメッセージ、こちらはwalletに追加済みというメッセージ。

オペレーターと相談した結果、バックアップを取って端末初期化をすることとなった。そして、朝になって祈りを捧げた後に、Suicaの再追加操作をする運びとなった。

バックアップから復元……ができず

定期区間を自腹で払うという屈辱的な行為を経て、ぼくは自宅に帰った。

すぐさまにiPhoneをMacに繋ぎ、バックアップをとる。念のためにふたつ。

そしてバックアップから復元をかける。

しかし、ダメなのである。「エラー」とだけ表示される。なぜだ。エラーは寡黙なエラーだった。理由がちっともわからない。死ぬときはなるべく喚いてくれよ!ぼくは悪態をつきながら再実行。エラー。再実行。エラー。他のバックアップを選択。実行。エラー。

やはりだめなのである。ぼくは観念してiPhoneをリカバリモードで起動。iTunesから操作を行ってみた。

そして表示されるメッセージ。OSが壊れている旨であった。 iTunesは最新のOSをダウンロード、展開した。そしてiPhoneは初期化され、そこにはまっさらになった綺麗なiPhoneの姿。

バックアップからの復元を再度実行する。最新のバックアップから復元……エラー。少し古いものを選択……成功。

はやる気持ちを抑え、Suicaを再追加してみる。ビンゴ、正常に追加できるようになった。そして、チャージも可能なことを確認した。

そうしてぼくのiPhoneは半年巻きもどって、Suicaがまたつかえるようになったのであった。 失ったのは、ぼくの3時間と定期が使えず現金で払った運賃640円、いくつかの写真、ヘルスケアアプリの活動量記録。あとは、LINEでのメッセージ履歴。痛手ではあるが、仕方ない。 ぼくは安堵の息を漏らした。

ところで、このリカバリを経てからは、それまで鈍かった改札での反応もほとんど引っかかることがなくなったのだった。

最後に

iOSそのものがおかしくなってると、バックアップデータも壊れて復元ができないことがあるのではないか。ぼくは今回の事象をそう考えている。

iPhoneそのもののバックアップはあまり真面目に取っていなかった。しかし、写真はGoogleフォトに時折自動バックアップされており、失われたのは一週間分だけだった。連絡帳は、Googleアカウントとリアルタイムで同期してあるので問題なし。活動量バンドの記録や自動家計簿アプリのデータも、個別に各アプリの会社に保存されていた。

触れる機会も時間も、一番大きいスマホ。この小さな端末のなかには、おどろくほどぼくの生活を左右する対決な情報とツールが入っていることを再認識した。 バックアップ体制はふだん面倒でしかないのだけれど、有事の際には救われるものである。

自分のバックアップ体制を見直してみる必要性を感じた事件であった。

追伸

リカバリモードから復元をかける際、「iPhoneを探す」をオフにすることになる。

ぼくは、これをオンに戻すのを失念したまま、iPhoneを居酒屋に忘れて「iPhone訪ねて三千里」で半日潰すはめになった。三件ハシゴした居酒屋の一店でみつけるまで、ぼくは生きた心地がしなかった。

皆さんも、復元する時にはお気をつけて。ちなみに、このiPhoneをなくすのは都合2回目であるのだった。

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