立て直せ、人生。

人生行き当たりばったりなアラサーが、無事にアラフィフになれるように頑張らないブログ

ノロウィルスにやられたときの、たったひとつの冴えないやりかた

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冬になって飲み会シーズンになると、怖いのがお手洗い。
安い居酒屋で、汚いトイレを見ると、衛生上大丈夫なのかしらん?と不安に襲われる。

実は、この記事を書く一週間前、僕はちょうどノロで倒れた。
そのとき、救ってくれたのが "OS1" だった。

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深夜1時頃、夕食後から感じていた胃のムカムカが落ち着かず、トイレでもどす。
その後、気持ち悪さは収まって、これで眠れるなあ……と思ってベッドに潜り混んだあと2時間後から、僕の地獄は始まった。

腹の痛さで飛び起きる深夜三時。ひたすら水みたいな便が出続け、止まらない。トイレットペーパーは次々と消費され、ロールが床に転がった。 落ち着いてトイレに戻ると、すぐに腹痛に襲われ今来た廊下を足早に戻る。

昼になり、医者に行ってみてもらおうと思ったが、10分おきに水便が出る状態ではとてもじゃないけど待合室に居られない。微熱が出てぼーっとする頭で、OS1という言葉が思い出された。そうだ、OS1。近くの薬局までなら、何とか持たせるだろう。そうして、調達してきたのだった。

効果は覿面。ポカリやお茶では、温めて飲んでも荒れた胃壁に刺激を与え、のたうつ苦しさだったけれど、OS1ではそんなことがない。その上、心なしか飲み始めて数十分したら、下痢の頻度が落ちた。こいつはいける。

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結局のところ、発症2日目に医者に行ってきたのだけれど、「検査しても、結果でるころには直ってるから」ということで、貰ったのは吐き気止めと整腸剤。
よく言われる、特効薬はないし、治療方法は身体から全部出してしまうことだよ、というのは本当なのだな、と感じた。

病院にいった頃には体調はずいぶん落ち着いていて、数時間に一回の下痢以外には症状は落ち着いていたし、腹も減っていた。
しかし、コンビニのインスタントおじやはあまりいい思い出がなく*1、どうしたものかと悩んだ。

と、そのとき思い出したのがこちらの記事。コンビニおにぎりでの雑炊。

portal.nifty.com

この記事では、コンビニおにぎりにもともとある塩っ気で味付けは十分だ、ということであったが、僕は物足りなかった。なので、台所にころがっていたスティックの鰹だしを入れた。あと、煮込んで火を止める前に、溶いた卵を入れて、卵雑炊風にする、という工夫もしてみた。
シンプルだから、少し工夫をするのもなかなか楽しかった。

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結局16時間ほど、トイレとベッドを行ったり来たりし続けていたわけであったが、ほぼ丸2日眠れなかったり、トイレで意識が遠のいたりと、なかなかに貴重な経験ができたと思っている。おしりの穴は崩壊寸前で、ウォシュレットを利用すると悲鳴を上げてしまうほどにただれてしまった。たぶん、換気扇経由で僕の悲鳴がアパートに響いていたんじゃないかな、と思う。
こんなつらい思いが長続きする病気は始めてであるし、二度とかかりたくない。幸いなことに、僕は下痢だけで済んだが、これで嘔吐も頻繁であったら、いっそ殺して欲しいと願うだろう。

一週間経った今でも、イマイチ胃の元気がなく、唐揚げとか味の強いスープなどを飲むと、胃がムカムカして気持ち悪くなってしまう。
何でも食べられるっていうのは、幸せなものなんだな、って感じながら、今僕はみかんをむいている。

*1:学生時代、親戚から救援物資として送られてきたが、あまりの不味さに食えなかった