立て直せ、人生。

人生行き当たりばったりなアラサーが、無事にアラフィフになれるように頑張らないブログ

コインランドリーは人生の交差点

毛布を抱えて外に出た。冬、かさばる毛布たちを洗うには、自宅の洗濯機では力不足だからである。以前、無理矢理に洗ったところ、破けて決まった苦い記憶がある。

コインランドリーが好きだ。そこは、人生の交差点だから。両替機のないコインランドリーにぶつくさ言いながら、外の自販機で缶コーヒーを買って洗い終わるのを待つ。文庫本を持って行くと良い。スマートフォンだと、少々据わりが悪い。すると、次々と様々な出で立ちの、年齢の、性別の人たちがやってくる。

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折りたたみ平成

ふと気がつくと、平成最後の一年は残り半分と少しとなり、最後に伏線を回収するかのごとく、様々な出来事が起き続ける。

水害に地震に台風に……著名人もたくさん亡くなり、まるで平成が最期を急いでいるようにぼくは感じてしまう。

「元号なんて、変わってもそう大差ないよ」

そうやって昭和産の年上の飲み友達は言うけれど、ぼくは違うと思う。元号が変わったことを合図に、ぼくらの生きた時代は、平成という名の過去のアルバムへと綴じられてゆくのだ。

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頼むから劇場版「若おかみは小学生!」を観て(ネタバレなし感想レビュー)

さぁ映画を観よう今すぐに!なぜなら映画はいつ上映が終わってしまうか分からないからだ!
さぁ「若おかみは小学生」を観よう今すぐに!なぜなら上映期間はあっという間に過ぎ去ってしまうからだ!*1

youtu.be

兎にも角にも「若おかみは小学生」を皆に観て欲しくてこのエントリを書いている。先週観たのだが、余りの出来の良さに少し時間を置いてからエントリを書こうと思っていた。しかし、それは遅すぎた。

ぼくは、ふだんから感想エントリを書くのが遅い。オタクであるからだ。どういうところが面白かったのか?なぜ面白かったのか?ゆっくりと珈琲を飲みながら他サイトの感想を読んだり、パンフレットを眺めたりして咀嚼してから感想を書く。

しかし、この映画はそんなことをしている暇はない。なぜならば、余りの出来の良さにぼんやりとして映画館を後にしてしまいパンフレットを買い損ねてしまっているし、今日観に行こうと思ったところで、上映回数があまりにも減ってしまっており、2度目を観るのが叶わないのである。しかし、この作品は劇場作品として完成度が高く、劇場の設備で観る必要のある作品である。

お願いだから観て

そうすれば、上映館が増え上映期間が延び、ぼくももう二度三度この作品を劇場で鑑賞することが出来る。だからぼくの利益のために、みんなこの作品を観に行ってくれ。そして行くときは必ずハンカチを持って行ってくれ。周りのオトナ達子ども達、みんなぐすぐす鼻をすすらせて劇場を後にしていた、そんな作品である。

なお、テレビシリーズとは関係がなく、同じ作品を基にした別作品と考えて良い。原作やテレビシリーズを観ていなくても楽しめる(事実、ぼくがそうだ)。

*1:漫画「珈琲時間」豊田徹也 、映画監督モレッリの名言のオマージュ

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