立て直せ、人生。

人生行き当たりばったりなアラサーが、無事にアラフィフになれるように頑張らないブログ

2018-01-01から1年間の記事一覧

コインランドリーは人生の交差点

毛布を抱えて外に出た。冬、かさばる毛布たちを洗うには、自宅の洗濯機では力不足だからである。以前、無理矢理に洗ったところ、破けて決まった苦い記憶がある。 コインランドリーが好きだ。そこは、人生の交差点だから。両替機のないコインランドリーにぶつ…

折りたたみ平成

ふと気がつくと、平成最後の一年は残り半分と少しとなり、最後に伏線を回収するかのごとく、様々な出来事が起き続ける。 水害に地震に台風に……著名人もたくさん亡くなり、まるで平成が最期を急いでいるようにぼくは感じてしまう。 「元号なんて、変わっても…

頼むから劇場版「若おかみは小学生!」を観て(ネタバレなし感想レビュー)

さぁ映画を観よう今すぐに!なぜなら映画はいつ上映が終わってしまうか分からないからだ! さぁ「若おかみは小学生」を観よう今すぐに!なぜなら上映期間はあっという間に過ぎ去ってしまうからだ!*1 youtu.be 兎にも角にも「若おかみは小学生」を皆に観て欲…

アニメ映画「ペンギン・ハイウェイ」のススメ(途中からネタバレありレビュー・考察)

かつてのぼくらの夏は、ほとんど永遠だった。 そのころ、世界は不思議で満ちていた。ぼくらは、少しずつその世界を齧って咀嚼し、理解を深めていったように思う。 「ねぇ、かつての少年。いま、きみは世界をどれだけ知って、どれだけ偉くなったんだい?」 ペ…

あの頃、サンドイッチは「ハレ」の食べ物だった

朝、駅に電車が滑り込む。電車の中は驚くほど密度が高く、駅のホームに並ぶ人たちを詰め込む余地などないように思われるが、不思議と人々を詰め込み、ドアは閉じ、再び走り出す。 車内は身動きなど取れぬほどの圧迫感であるが、不気味なほど静かで、モーター…

父は死に、三十路を超えてぼくは生き、そして母はWRXを買った

20代最後の年、父は死に、実家のローンが無くなり、そして祖母のボケは進行し、母はWRXを買ってぼくは三十路となった。 30歳になって変わったこととはあまりない、と感じるが、書き出してみると意外と移ろっている。久々会う友人に、「老けたな」と心の底か…