東京唯一の村「檜原村」に行ってきた
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ぼくは東京が好きだ。だから、休みの日にも東京に行く。
東京を出て2時間。ここは、東京である。
本州にある東京都のなかで、唯一の村である。その名も、 「檜原村」 (ひのはらむら)。
ゲストハウス「へんぼり堂」
ぼくたちが泊まったのは、素泊まり一泊3,000円の、ゲストハウス「へんぼり堂」。貸し切りだってできる*1。古民家再生プロジェクトとして行われて、古民家の魅力を活かしつつゲストハウスとして運営されている。
台所は昔ながらの家らしく大変ひろく、四畳半ほどはあるだろう。流し台も広くコンロは2口。ただ、流し台は少々低く、長時間使っていると少々腰にくる。
家のなかは小綺麗で、非常に居心地がよい。一階の居間と台所は共用スペースで、二階が泊まるところだ(残念ながら、写真を撮り忘れてしまった)。
廊下は狭く、階段は急。二階で人が歩くと、ミシミシとどこに人が居るのか分かる程度なのだけれど、それがまた懐かしい記憶を呼び覚ます。
玄関には自転車置き場があり、上を見上げるとおしゃれな休憩スペース。真夏に、あそこで夜風にあたりながら読書をするととても気持ちが良いだろう。
春先で、東京は汗ばむ気温だというのに、檜原村は10度を下回った。昼間、玄関先で豆を乾燥させていた管理人さん(若い男性の方だ)は、おもむろにごついストーブを点火する。部屋は心地よい温度まで上がる。眠気を催す。お酒を冷蔵庫から引っ張ってくる。飲み交わし、微睡み、心地よい時間が流れる。
周りの自然
家の前に、降りて行く道があった。車止めがある先にも、道が続いている。管理人さんに尋ねると、川が流れているのだという。好奇心旺盛な僕らは、車止めの向こう側へと探検にゆく。
そこは、まるで人類の文明が果てたのちの世界のようだった。
川は透き通り、水は冷たい。木々は瑞々しい緑で、どこかからトンビの鳴き声が聞こえる。ここは東京だ。そうなのだ。世界有数の都市で、ぼくらはそんな所にいるのだ。
さいごに
近くには温泉もあるし、山もある。山に登り、一汗かいたら温泉に入り、そして眠る。自然豊かな東京に一度、皆様も訪れてみるのはどうだろうか。
なお、最寄りのスーパーまで片道45分ほどであるので、ゲストハウスで自炊する方は、気をつけるべし。
檜原村情報
温泉
近くにあるのは、数馬の湯。アルカリ性単純温泉で、加水はなし。広くはないが、露天もあり地元の人も多く、愛されている温泉。
他に温泉はいくつかあるが、充実しているとは言えず、温泉を目当てにいくには少し微妙かも。
宿泊
へんぼり堂は、インターネット回線も爆速で、Wifiもある。情報系の人のハッカソンにも最適。
ごはんなどはないから、自炊スキルをある人間を道連れにするか、何かインスタントでも持っていくのがよい。
アクセス
車で行くと、1時間半〜2時間程度か。混雑時期は、八王子インターあたりで降りて下道で行くのが良い。中央道をそれよりも先に進むと、渋滞に巻き込まれてつらいことになる。
電車では、2時間半ほど。東京方面からは、立川駅乗り換え、青梅線で武蔵五日市駅まで出る。その後、バスで小一時間揺られると到着。
そのほかの方の檜原村紹介エントリ
*1:10人で30,000円