立て直せ、人生。

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電車内でパソコン使うのはマナー違反か?

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ぼくは熱い男なので常に滾る衝動を抱えているのだけれど、それが怒りになってしまう事件が発生した。

こいつを見てくれ。こいつをどう思う?

まるで、車内でパソコンを使うのがマナー違反かのように見えるポスターだ。ぼくは、このポスターに、どうにも怒りを覚えてしまったのだ。

これは、つくばエクスプレスという電車の中に貼られたマナー広告である。南東北(みなみとうほぐ)は茨城県つくば市と、日本の中心千代田区のなかの秋葉原をつなぐ電車は今からおおよそ10年前、2005年に開業した。

陸の孤島としての誉れの高いつくば市は、かつて現世から遠く切り離された世界であった。学生も多いこともあり名物はスリーエス、スポーツスタディセックス*1という、ここは日本のアマゾンか?と呼ばれるような有様であった。この文化を破壊したのが首都圏新都鉄道「つくばエクスプレス」なのだ。

このつくばエクスプレス、当時としては最新鋭。自動運行化された列車はすべて高架か地下を走り、踏切が存在せず、最高速度130kmで駆け抜ける。地磁気観測所に配慮し、区間の途中で交流と直流がナチュラルに切り替わるという特徴も持つ。

そんないばらぎゆめのでんしゃ、無論wifiだって早くから実装されている。正式サービスは2006年、スマートフォンまだ普及しておらず、W-ZERO3とかいうモバイルオタクしか持たないような端末くらい。wifiといえばPCで使うためのものだったはずだ。

それが、時が流れて2016年。まるで車内でパソコン使うのがマナー違反かのように描かれているのがぼくは気にくわないのだ。

研究所や大学があるというその立地からして、パソコンを車内で使う人は他の路線に比して多い印象。死にそうな顔して論文の添削してたり、泣きそうな顔してコード書いてたり。 そういう人たちに向けて便利な環境を提供してきた、最新鋭の電車。車内でPCを広げ作業してる人も日常風景……というイメージだったのだが、途端に「マナーという言葉の暴力で新しいものを封じ込める」古き良き日本風土を感じさせる路線となってしまったのが、悲しくもある。

無論、満員電車で肘鉄しながらパソコン弄られたら頭には来る。けれど、タイプ音がうるさい、というのはやりすぎではなかろうか。

電車なんて、走ればガタガタうるさいし、空調の音も大きい。喋る人だっているし、別にキータイプ音なんで良いのではないか。「ッターン!」ってのがうるさいんじゃ?っていう向きはあるかもしれないけど、マナー広告書くほどのことだろうか。図書館ではないのだし、そこまで静か静か!にこだわる必要もないとぼくは思う。これがエスカレートすると、おしゃべりすら禁止されてしまいそうだ。

みんな、もう少しずつだけお互い寛容になれば、大変に暮らしやすくなるのになぁとぼくは思うのだ。

みんなはどう思います?これもマナー違反?

*1:一部の説によると、セックスでない場合はスーサイドのS